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照明で変わる空間

傳寶慶子建築研究所

某自動車メーカーが所有している、昭和初期に建てられた立派な建物。

普段は、会議や接待等に利用されており、趣きのある庭も広がります。

とても素晴らしい建物ですが、照明が・・・あれれ。

時代遅れともいえる、白い蛍光灯の大きな器具が無骨についており(写真右上)

せっかくの空間が台無しです。しかも、青白い光・・・>_< そこで今回、照明デザインのお手伝いをさせていただくことになりました。

改修後の『あかり』がこちら。

照明器具が一切見えないよう工夫し、天井を照らすよう計画しました。 垂木の連続がキレイに浮かび上がり、とても幻想的な雰囲気です。

欄間障子を開けると、上質な『あかり』が浮かびあがり、まるで高級料亭のように見えます。 ちなみに、テーブル上部の照明器具も、もともと青白い蛍光灯がついていたのですが、 「色」を揃え、和の空間に合う照明へと変更しました。 木を多用した空間には、やはりこの赤っぽい光がとてもよく似合います。 照明1つで、空間の質は良くも悪くも大きく変わります。 いつも、その場所場所に応じた『あかり』とはどのようなものか?ということを、 プランの段階から常に考え、同時進行で設計を進めていきます。 美しい空間を造りあげるには、色々なことを考える必要があり、結構大変なものなのです。 いつも頭フル回転で仕事をしています

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