某自動車メーカーが所有している、昭和初期に建てられた立派な建物。
普段は、会議や接待等に利用されており、趣きのある庭も広がります。
とても素晴らしい建物ですが、照明が・・・あれれ。
![](https://static.wixstatic.com/media/ddd5b1_ee9cf41a5ecd4d82bbad410068f8b8f3~mv2_d_2736_3648_s_4_2.jpg/v1/fill/w_980,h_1307,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/ddd5b1_ee9cf41a5ecd4d82bbad410068f8b8f3~mv2_d_2736_3648_s_4_2.jpg)
時代遅れともいえる、白い蛍光灯の大きな器具が無骨についており(写真右上)
せっかくの空間が台無しです。しかも、青白い光・・・>_< そこで今回、照明デザインのお手伝いをさせていただくことになりました。
改修後の『あかり』がこちら。
![](https://static.wixstatic.com/media/ddd5b1_5f5b0cfe5f124910a8dfdf90b1cfde52~mv2_d_2736_3648_s_4_2.jpg/v1/fill/w_980,h_1307,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/ddd5b1_5f5b0cfe5f124910a8dfdf90b1cfde52~mv2_d_2736_3648_s_4_2.jpg)
照明器具が一切見えないよう工夫し、天井を照らすよう計画しました。 垂木の連続がキレイに浮かび上がり、とても幻想的な雰囲気です。
![](https://static.wixstatic.com/media/ddd5b1_547a898d63e44e10bd4795d7353db0f0~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_743,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/ddd5b1_547a898d63e44e10bd4795d7353db0f0~mv2.jpg)
欄間障子を開けると、上質な『あかり』が浮かびあがり、まるで高級料亭のように見えます。 ちなみに、テーブル上部の照明器具も、もともと青白い蛍光灯がついていたのですが、 「色」を揃え、和の空間に合う照明へと変更しました。 木を多用した空間には、やはりこの赤っぽい光がとてもよく似合います。 照明1つで、空間の質は良くも悪くも大きく変わります。 いつも、その場所場所に応じた『あかり』とはどのようなものか?ということを、 プランの段階から常に考え、同時進行で設計を進めていきます。 美しい空間を造りあげるには、色々なことを考える必要があり、結構大変なものなのです。 いつも頭フル回転で仕事をしています