≪ペットにも人にも大事な家の“匂い”問題≫
いまや、犬や猫は単なるペットではなく、家族の一員やパートナーと考えるようになっています。
家の新築やリフォームを行う場合、ペットは家の“匂い”に関しては人間以上に敏感です。
犬は人間の100万倍以上の嗅覚をもっていると言われていますし、猫でもその10分の1の嗅覚をもっていることが知られています。
そんなペットたちと一緒に暮らす家は、新築時に使う資材に気をつけなくてはなりません。
燃えるとダイオキシンが発生する壁紙や、人でもツンとした匂いを感じる塗料や、接着剤、
合板のフローリングなどは、多くの化学物質が含まれているため、鋭い嗅覚を持つペットたちにとっては耐え難い環境になるはずです。
ペットは話すことができないので、「くさい!」と訴えることができません。
あらかじめ、ペットと一緒に住むことが決まっている場合には、飼い主が気を遣って、ペットにも安心な自然素材の家を考えてあげましょう。
また、ペットを家の中で飼っていると、どうしても薫尿の臭いが気になります。
特に猫の尿の匂いは強烈で、匂い消しをしたりするとかえって家じゅうが酷い臭いになることもあります。
犬は雨にぬれたり湿気が多いと、普段は感じない独特な匂いを放つ場合もありますが、
一緒に暮らしている飼い主は気づかなくても、来客に不快な思いをさせることがあるかもしれません。
≪ペットが安心して暮らせる自然素材の床や壁材≫
新しく家を建てる時、ペットと安心して暮らすためにまず考えるのは床材や壁材ではないでしょうか?
犬や猫のペットは、床を舐めたりするので、化学物質を含む材質ではペットの健康面が心配になります。
猫を飼っている人は、爪とぎなどの習性を考え、壁材選びは慎重になるでしょう。
犬は走って滑り過ぎたり、猫はジャンプから着地時の床の衝撃や傷つきのことも想定しておかなくてはいけません。
ペットを飼っている方は、そういった様々なことを考え、床材を選ぶといいでしょう。
選ぶ時のポイントは、ペットの健康に無害で、汚れにくく、汚れても掃除が簡単、傷がつきにくい、
素材の匂いがきつくなく、ペットの臭いがつきにくいといった点です。
また、ペットは暑さ寒さに弱く、人間のように服装で体温調整できないので、
防寒、防暑に関しても飼い主が考えてあげましょう。
大切なペットと人間が快適に暮らせる家にするには、より自然に近い中で暮らすのが理想的です。
動物の習性やライフスタイルを考えても、安心できる自然素材の家はおススメです。
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