京都の設計事務所、ノセ設計室の能勢です。
今回は設計事務所が作る、家の「模型」について書いてみたいと思います。
私たちの事務所では、まず最初のプレゼンテーションの時に1/50のプレゼン模型を製作します。これは、住まい手に建物の外観と内部の空間構成のイメージを分かり易く伝えるためのものです。プレゼン時に伝えたい建物のイメージとはあまりリアルなものではなく、ある程度大まかなイメージなので、基本的には白色であまり色はつけませんが、素材を変えたい部分などについては色を変えたり木を張ったりして、こちらの持つイメージが伝わり易くなるよう工夫しています。内部は打合せ時に主な部屋が見えるよう、外壁か屋根が外せるように作り、椅子や机などの家具、人型の紙などを置いて、スケール感が分かるようにしています。
また、もう少し設計が進んだ時に私たちが作っている模型に、軸組模型があります。これは木造住宅の柱、梁といった構造材(軸組と言います)で構成された模型です。この軸組模型は住まい手向けというよりも、柱と梁の接合部分をどうするかとか、接合金物をどうするかなど設計中の検討作業や、プレカットなど施工者との打合せ時に分かり易く説明するのに役立つ模型です。
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最近ではCGソフトも優れたものがあり、習熟度次第では模型より短時間でよりリアルに仕上ることも可能かもしれませんが、当事務所ではCGも部分的に取り入れつつ、アナログな模型作りを継続していきたいと思っています。
![](https://static.wixstatic.com/media/ddd5b1_183c8d7bfc9b48fab67d7cc02c169e7c~mv2_d_2688_1792_s_2.jpg/v1/fill/w_980,h_653,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/ddd5b1_183c8d7bfc9b48fab67d7cc02c169e7c~mv2_d_2688_1792_s_2.jpg)