Pear drops 一級建築士です。
「楽しく、ラクに家の事ができる」住まいづくりについて(その2)の続きです。
家事は生活習慣によって、やり方は千差万別です。
前回のコラムで自分のやり方を分析する事をおススメしました。
今回はキッチンについて詳しく考えていきます。
火元はガス?電気?
複数人で同時に調理する?
食器や調理器具、家電の種類、数は?
買物の頻度は?ストック品は多い?少ない?
ゴミの分別の種類は?
他の家事を同時にする?
ご家庭によって、使いやすいキッチンの形や大きさ、配置が変わります。
◯キッチンの形
キッチンとダイニングを分けるのか?
手元は隠す方が良いのか?
整理整頓が得意か不得意か?
*壁付きキッチン:
料理に集中できる。
京・東山の家:ダイニングキッチン
*アイランドキッチン:
見栄えも良く、開放感がある。
複数人で囲んで料理ができる。
整理整頓上級者向け。
陽だまりの家:ダイニングキッチン
*カウンター付きキッチン:
ダイニングやリビングなどに対面させつつ、手元をしっかり隠せる。
コモリノイエ:ダイニングキッチン
◯キッチンの大きさ
使い慣れたキッチンのサイズを参考に考えますが、
大きな家と小さな家では部屋の大きさも違いますし、
料理内容や家族の人数によっても変わってきます。
コンロの位置や冷蔵庫の位置も、
今までの配置と変わってしまうと使い難くなることがあります。
◯キッチンの配置
他の家事を同時にするか?
食器やストック品、調理器具、家電の種類や量によって、
壁面収納にするかパントリーを設けるかを考えます。
コンセントや照明など、
必要な箇所もしっかりと検討します。
ゴミ置き場についても、
シミュレーションしてから配置するのを推奨します。
~楽しく、ラクに家の事ができる住まいづくりについて(その4)につづく・・・~