Studio tanpopo-gumiです。
写真は進行中の現場の何気ない風景です。
改修工事など古い建物を訪問した際、
和室の天井などでご相談を受けることがあります。
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「いつの間にか天井に無数の手の形が浮かび上がって・・」
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先祖の念
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心霊現象・・・
ご先祖様の念・・・心霊現象・・・などではなく、恐らく建築作業時の
職人さんの手油(汗)の場合がほとんどです。
材料が滑る、細かい作業がし難いなど、作業性の理由で素手で作業する。
また、新建材など、汚れに強い材料を扱う場合はあまり神経質になる必要が
無いかもしれません。
但し、和室廻りの造作などの柔らかく繊細な素材を扱う場合や
木の素材そのままを仕上として表現する場合などはちょっと気配り。
さり気なく現場に手袋が常備され、各自、手袋を嵌めて作業を行っています。
仕事の良し悪し以前の「仕事に対する気構え」
設計者を含め、建物に携わる関係者全員がこの様な気持ちを持って
各自の仕事に取組めたらと思います。