こんにちは。プラスアトリエ向阪です。
すっかり季節も初冬。紅葉の綺麗な季節です。
さて今回のコラムも「中庭」について。
先日、「三原台の家」にお邪魔してきました。
このおうちも中庭のある住まいです。
写真は去年のものですが、中庭のサルスベリは紅葉も終わり、
そろそろ落葉・冬支度といった様相でした。
さんさんと降り注ぐ日差しで室内は暖房なしでもほんのり暖かい。
と、いうより場所によっては暑いぐらい・・・。
これも高い断熱性能のおかげかな。
近年の住宅の高断熱化の効果はテキメンですね。
もちろん、単に断熱するだけでは快適性は満足しません。
問題は冬の場合、寒さをしのぐ「熱」をどう確保するか。
エアコン?灯油?ガスヒーター?
どれも優秀ですね。
しかし。
「冬の日光」というのは最強の暖房機器です。
空気も汚さない、気持ちいい自然な暖かさ。しかもタダ!
この質の高い熱源である「冬の日射」をぜひ家に取り込みたい。
そのために南側にしっかりと軒のある「窓」をつくる必要があります。
この三原台の家では中庭を設けることでプライバシーを守りながら、
この「窓」をしっかり確保できました。
高い断熱性と無料で超強力な暖房器具の太陽光。
そしてその光を無理なく、気持ちよく取り入れる中庭という装置。
中庭はそういった意味でも有用な空間だと思います。
ちなみに、この考え方、
省エネといって太陽光発電設備を付けるより
よっぽど省エネだと思うのは僕だけでしょうか?!