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材木屋へ通う

  • 傳寶慶子建築研究所
  • 2017年10月10日
  • 読了時間: 2分

『家は買うものではなく、創り上げていくもの』

今回のテーマは「木を選ぶ」

こちらの写真は、全面リフォームしたお家のダイニングテーブル。

栓(セン)という木の1枚板を使いました。

テーブルの位置は動かさない、ということをお聞きしていたため、造り付けの家具として提案させていただきました。

じつはこのテーブル板、お施主さまと一緒に材木屋さんまで見に行き、選んだものなのです♪

たまに家具屋さんにも、無垢の1枚板が売っているのですが、値段を見てビックリ!!

高い!高い!とても購入できるような値段ではありません。

そのため、いつも材木屋へと足を運びます。

外に野ざらしの状態で、板が積み上げられています。

すべて、加工する前の状態で置かれているため、汚れていたり、ザラザラしていたり、反っていたり

と、このままでは使えないのですが、一手間加えて磨くと、とてもキレイな板へと大変身します。

お施主さまにとっては、初めての板選び。この板が本当にキレイになるの?と迷われる方がほとんどなのですが、そこはアドバイスをさせていただき、一緒に選んでいきます。

これが今回のテーブル板となった栓(セン)の木です。

『自分の家で使う材料は、自分の目で見て選ぶ』

この一手間が、我が家の愛着へと変わっていきます。

ちなみに、ダイニングテーブルの上につけた照明は、信楽焼きの手造り品。

栗みたいなコロンとした形がとっても愛らしく、お施主さまと一緒にハシャギながら選んだことが、今でも思い出として深く残っています。

家を1から一緒に創り上げていくことの楽しさを、是非とも体感していただけたらと思っています。

 
 
 

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