こんにちは。プラスアトリエの向阪です。
ここのコラムも徐々に充実してきましたね!
そんな中、今日は僕の設計でよくでてくる「中庭」のお話しです。
中庭。
よく聞く言葉かと思います。
壁に囲まれた庭。つまりはそんな感じですよね。
よく中庭を作るときに心配されることがあります。
まずは壁に囲まれるから明るさや開放感がないのでは?という疑問。
そして近年特に問題になっているゲリラ豪雨が降ったときに、
中庭がプールになってしまったり、湿気がたまってジメジメしたり
しないの?という疑問。
その通りです。中庭にはそんなリスクが存在します。
しかし、そこをうまく技術やアイディアでクリアすることで、
中庭には大きなメリットが生まれます。
今回の例は「樟葉の家」での中庭。
この住まいの中庭の大きさ、5畳強です。決して大きいとは言えない中庭です。
しかしこの敷地の特性、つまり日射の方向性や隣地の状況等に加え、
吹抜の採用などのプランニングの工夫により、
中庭を中心にした明るく開放的な空間ができたと思います。
そしてこの中庭のおかげで、弊社でいつも目標としている
目隠しカーテンのいらない家になっています。
こうなると、庭がいつでも楽しめて、まるで庭という部屋があるようです。
もちろんゲリラ豪雨対策も行い、風が抜ける仕掛けもしていますので、
湿気がたまることもありません。
![](https://static.wixstatic.com/media/ddd5b1_74a08e5dd83b442089d8e763eaf00970~mv2.jpg/v1/fill/w_640,h_427,al_c,q_80,enc_auto/ddd5b1_74a08e5dd83b442089d8e763eaf00970~mv2.jpg)
中庭は敷地の状況によって、またクライアントのニーズによって、
このほかにもいろんなケースがあります。
次回、また「家の中の外」、中庭についてご紹介をしたいと思います。
お楽しみに。