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庭という部屋~樟葉の家~

プラスアトリエ 向阪

こんにちは。プラスアトリエの向阪です。

ここのコラムも徐々に充実してきましたね!

そんな中、今日は僕の設計でよくでてくる「中庭」のお話しです。

中庭。

よく聞く言葉かと思います。

壁に囲まれた庭。つまりはそんな感じですよね。

よく中庭を作るときに心配されることがあります。

まずは壁に囲まれるから明るさや開放感がないのでは?という疑問。

そして近年特に問題になっているゲリラ豪雨が降ったときに、

中庭がプールになってしまったり、湿気がたまってジメジメしたり

しないの?という疑問。

その通りです。中庭にはそんなリスクが存在します。

しかし、そこをうまく技術やアイディアでクリアすることで、

中庭には大きなメリットが生まれます。

今回の例は「樟葉の家」での中庭。

この住まいの中庭の大きさ、5畳強です。決して大きいとは言えない中庭です。

しかしこの敷地の特性、つまり日射の方向性や隣地の状況等に加え、

吹抜の採用などのプランニングの工夫により、

中庭を中心にした明るく開放的な空間ができたと思います。

そしてこの中庭のおかげで、弊社でいつも目標としている

目隠しカーテンのいらない家になっています。

こうなると、庭がいつでも楽しめて、まるで庭という部屋があるようです。

もちろんゲリラ豪雨対策も行い、風が抜ける仕掛けもしていますので、

湿気がたまることもありません。

中庭は敷地の状況によって、またクライアントのニーズによって、

このほかにもいろんなケースがあります。

次回、また「家の中の外」、中庭についてご紹介をしたいと思います。

お楽しみに。

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