どもです。堺市の設計事務所、プラスアトリエの向阪です。
コラムということで、僕の家づくりのお話しをちょっとだけさせていただきます。
今回のテーマは「家と外」。
僕は堺の南のほうの、緑がたくさん見える家で生まれ育ちました。大人になり、会社員をしていたころは大阪市内に一人ぐらしもしました。が、窓開けてすぐお隣があるようなワンルームマンションでして、便利ではあるものの、快適!っていうものではなかったように思います。
そんな原風景があるからかもしれません。
僕は家づくりではどんなに敷地が小さくても、密集地でも、方位条件や環境がわるくても、
必ず素敵な「外」の空間を家とセットに考えたいと思っています。
リビングとかダイニングとか寝室とか、部屋は大きくておしゃれでクーラーが効いて快適で・・・
みたいな「内」を考えることももちろん大切です。
が、僕は家を「内」から考えるのではなくて「外」から必死に考えているように思います。
家からどういった外が見えるか、内と外のつながり、溶け込み、混ざり合いを大切にしたい。
僕の中で、家はくつろぐ場所です。くつろぎ方は色々あろうかと思いますが、のんびりできて、
ほっとできて、ボーッとできて、時にわくわくして、嫌な気持ちをリセットして。
そのシーンには風や光は当然のこと、緑、空、雲、雨、虫や鳥の声、空気の匂いなど、
「外」の世界が無意識に寄り添っていて、家はそれごと思い出を刻む器になる。
そんな家を作りたいと思ってます。
ということで次回は家の中の外、「中庭」のお話しです。
誰か見てくれてたらうれしいなあ~