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青霄庵

定年を目前にされたご夫婦のための、終の棲家です。外観は、近隣に出来るだけ圧迫感を与えないようにする配慮と、内部空間を損なわずに軒や高さを押えるため、R勾配の屋根としました。

プランは将来増築することで二世帯住宅となるよう計画しています。また、リビング・ダイニングには拭き漆の大黒柱を立て意識的に分節化を図りました。

『青霄庵』という名前ですが、禅の言葉で「平歩青霄」という言葉があり、そこから引用しています。抜けるような青空の中を、ゆっくりと歩くように悠然と生きていこう。ひとたび心の「関」を通過し、自由自在の境地に達した建築主ならではのお言葉です。

延床面積 : 263㎡
構  造 : 木造 2階建て
設  計 : 坪田眞幸建築研究所

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