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この住宅は、昭和初期に建てられた数寄屋住宅を高齢のご両親とご子息夫婦の二世帯が快適に暮らせるようにリフォ-ムしたものです。

以前は全く陽が射さずジメジメとしたLD空間。既存の便所、書斎を撤去し、中庭に造り変えることで、1階でも陽が入り風が抜け、明るく開放的な場所へと生まれ変わりました。

また、既存の梁を何とか生かしてもらいたいというご要望には、この家の守り神として、また精神的な拠り所となるよう『大黒柱』とすることを提案しました。そしてもう一本は、板として挽き、食堂のテ-ブルへとよみがえらせました。こうした作業を通じ、時間の積み重ねを受け継いでいくことが"文化"ではないだろうかと、改めて気づかされたよき事例となりました。

延床面積 : 195㎡
構  造 : 木造 2階建て
設  計 : 坪田眞幸建築研究所

修竹の家

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